小学生審査

あなたの会社は、メディアやお客様に資料を求められたときに、すぐにお渡しできるものを用意していますか?会社やサービスの基本情報、キーとなるメッセージをわかりやすくまとめておくこと、繰り返し発信していくことは広報の基本です。媒体によってアプローチの仕方が変わっても、ベースにある情報は同じである必要があります。なぜそれをやるのか、なぜそれを売るのか、誰のために、と問いかけながら、伝えたい人に理解しえもらえるようブラッシュアップしていきましょう。

 

情報をまとめるときにお薦めの方法があります。第三者に見てもらうことです。できるだけ関係者から遠い人。一番のお薦めは小学生です。小学生に話してみて、「それどういう意味?」の質問攻めにあううちに、意外な盲点がクリアになっていくでしょう。これには意味があります。専門用語やカタカナばかり並んで意味がさっぱりわからないパンフレットを見たことはありませんか?プレス資料も一緒です。たとえBtoBの企業でも一般の人にわかりやすくまとめておくことが大切です。以前、雑誌「広報会議」で「BtoBtoC」という特集がありました。これまでのBtoB企業は、BtoBだけを意識した広報活動を行っていくのが主流でしたが、今は、その先のC、つまり消費者も視野に入れて広報活動するのが新しい潮流として成功しているのだそうです。どんなビジネスも最終的には消費者に届きますね。あなたの会社の商品やサービスが直接消費者向けでないとしても、その先には消費者がいます。プレス資料も、直接読む記者や編集者だけでなく、その先の読者や消費者を意識して準備するとよいでしょう。